
【最新版】OpenClawのエージェントランタイムとは?初心者向けにやさしく解説
2026年3月18日
この記事の要点(TL;DR)
- Agent Runtimeとは: OpenClawの中でAIが動く“本体(実行エンジン)”。返答を考えるだけでなく、必要ならツール(読み書き/実行など)も使います。
- 初心者が最初に見るべき設定: agents.defaults.workspace(AIの作業机=フォルダ)。ここがズレると、ファイルも会話も整理できなくなります。
- 大事な考え方: OpenClawは“決められた場所(ワークスペース)でだけ作業する”設計。安全と再現性のためです。
次に聞くべき質問3つ
- AIに触らせる“作業フォルダ”はどこにする?(個人用/会社用で分ける?)
- どのチャネルで使う?(ブラウザ/Discord/Slack など)→ セッションの分かれ方が変わる
- 「安全のためにやらせないこと」は何?(実行/削除/送信は承認制にする?)
Agent Runtimeって何?(超かんたんに)
Agent Runtime(エージェントランタイム)は、OpenClawの中でAIが実際に動く部分です。 いわば「AIアシスタントを動かすエンジン」。
ここはこういう意味:
Runtime =「実行環境」。AIが返答を作るだけでなく、必要ならツールを呼び出して作業します。
イメージ:“秘書(AI)+机(workspace)+道具箱(tools)+ファイル棚(session/memory)”がセットになって動いている感じです。
まず押さえる:Workspace(ワークスペース)は「AIの作業机」
OpenClawは、AIが勝手にPC全体を触らないように、作業場所(cwd)を1つのフォルダに固定します。 それが agents.defaults.workspace です。
ここはこういう意味:
workspace = AIが読み書きしてよい場所の中心。ツールやコンテキストは基本この中を基準にします。
たとえば設定としては、ざっくりこういう形になります(例なので、あなたの環境に合わせてパスは変えてください)。
// openclaw.json(イメージ)
{
agents: {
defaults: {
workspace: "/Users/you/clawd"
}
}
}Bootstrap files(最初に読み込まれる“性格設定”ファイル)
workspace の中には、OpenClawが最初の会話のときに自動で読み込むファイルがあります。 これがいわゆる「ブートストラップ(起動時に注入される文書)」です。
AGENTS.md:運用ルールや、記憶(メモ)SOUL.md:口調・人格・境界線(やっていい/ダメ)TOOLS.md:あなたの環境の“手順メモ”(例:どのコマンドが使える、など)IDENTITY.md:名前や雰囲気USER.md:あなた(ユーザー)側の好み
ここはこういう意味:
これらは「あとから参照されるドキュメント」ではなく、会話のたびにAIの頭に“前提”として入るから効きます。
Sandbox(必要なら“別の作業机”を作る仕組み)
OpenClawには、メインじゃないセッション(たとえば隔離した作業)で、別のワークスペースを使える仕組みがあります。 ドキュメントでは agents.defaults.sandbox の説明が出てきます。
イメージ:本番の机は散らかさず、検証用に“作業台”を増やす感じ。 「試しにコード生成だけさせたい」「ログを混ぜたくない」みたいなときに効きます。
Session(会話ログ)はどこに保存される?
会話は“その場限り”ではなく、セッションとして保存されます。ドキュメント上は、JSONL(1行1レコードのログ)で保存されると説明されています。
ここはこういう意味:
「前回の続き」をできるようにするために、OpenClaw側が安定した session id を管理します。
~/.openclaw/agents/<agentId>/sessions/<SessionId>.jsonl
初心者向け:つまずきポイント(ありがち)
1)workspace が“よく分からない場所”になっている
AIに作業させる場所が散らかると、あとから探せなくなります。最初に専用フォルダ(例:clawd)を決めるのがコツです。
2)ブートストラップファイルを“放置”している
口調や禁止事項をちゃんと決めたいなら、SOUL.md に書くのが一番効きます。 「やってほしくないこと」を先に書くと、運用が安定します。
まとめ
- Agent Runtimeは、OpenClawの中でAIを動かす“実行エンジン”
- workspace は「AIの作業机」。ここを最初に正しく決めるのが重要
- AGENTS.md / SOUL.md などのファイルは、AIの振る舞いを決める“前提”として注入される
参考
関連記事

AIエージェントのメモリスタックとは?2026年に重要度が上がる理由をやさしく解説
2026年4月8日
OpenClaw vs Hermes vs Claude、創業者はどれを選ぶべき?2026年版の実務比較
2026年4月8日