OpenClawのエージェントランタイム(Agent Runtime)をイメージする図

【最新版】OpenClawのエージェントランタイムとは?初心者向けにやさしく解説

この記事の要点(TL;DR)

  • Agent Runtimeとは: OpenClawの中でAIが動く“本体(実行エンジン)”。返答を考えるだけでなく、必要ならツール(読み書き/実行など)も使います。
  • 初心者が最初に見るべき設定: agents.defaults.workspace(AIの作業机=フォルダ)。ここがズレると、ファイルも会話も整理できなくなります。
  • 大事な考え方: OpenClawは“決められた場所(ワークスペース)でだけ作業する”設計。安全と再現性のためです。

次に聞くべき質問3つ

  • AIに触らせる“作業フォルダ”はどこにする?(個人用/会社用で分ける?)
  • どのチャネルで使う?(ブラウザ/Discord/Slack など)→ セッションの分かれ方が変わる
  • 「安全のためにやらせないこと」は何?(実行/削除/送信は承認制にする?)

Agent Runtimeって何?(超かんたんに)

Agent Runtime(エージェントランタイム)は、OpenClawの中でAIが実際に動く部分です。 いわば「AIアシスタントを動かすエンジン」

ここはこういう意味:
Runtime =「実行環境」。AIが返答を作るだけでなく、必要ならツールを呼び出して作業します。

イメージ:“秘書(AI)+机(workspace)+道具箱(tools)+ファイル棚(session/memory)”がセットになって動いている感じです。

まず押さえる:Workspace(ワークスペース)は「AIの作業机」

OpenClawは、AIが勝手にPC全体を触らないように、作業場所(cwd)を1つのフォルダに固定します。 それが agents.defaults.workspace です。

ここはこういう意味:
workspace = AIが読み書きしてよい場所の中心。ツールやコンテキストは基本この中を基準にします。

たとえば設定としては、ざっくりこういう形になります(例なので、あなたの環境に合わせてパスは変えてください)。

// openclaw.json(イメージ)
{
  agents: {
    defaults: {
      workspace: "/Users/you/clawd"
    }
  }
}

Bootstrap files(最初に読み込まれる“性格設定”ファイル)

workspace の中には、OpenClawが最初の会話のときに自動で読み込むファイルがあります。 これがいわゆる「ブートストラップ(起動時に注入される文書)」です。

  • AGENTS.md:運用ルールや、記憶(メモ)
  • SOUL.md:口調・人格・境界線(やっていい/ダメ)
  • TOOLS.md:あなたの環境の“手順メモ”(例:どのコマンドが使える、など)
  • IDENTITY.md:名前や雰囲気
  • USER.md:あなた(ユーザー)側の好み

ここはこういう意味:
これらは「あとから参照されるドキュメント」ではなく、会話のたびにAIの頭に“前提”として入るから効きます。

Sandbox(必要なら“別の作業机”を作る仕組み)

OpenClawには、メインじゃないセッション(たとえば隔離した作業)で、別のワークスペースを使える仕組みがあります。 ドキュメントでは agents.defaults.sandbox の説明が出てきます。

イメージ:本番の机は散らかさず、検証用に“作業台”を増やす感じ。 「試しにコード生成だけさせたい」「ログを混ぜたくない」みたいなときに効きます。

Session(会話ログ)はどこに保存される?

会話は“その場限り”ではなく、セッションとして保存されます。ドキュメント上は、JSONL(1行1レコードのログ)で保存されると説明されています。

ここはこういう意味:
「前回の続き」をできるようにするために、OpenClaw側が安定した session id を管理します。

~/.openclaw/agents/<agentId>/sessions/<SessionId>.jsonl

初心者向け:つまずきポイント(ありがち)

1)workspace が“よく分からない場所”になっている

AIに作業させる場所が散らかると、あとから探せなくなります。最初に専用フォルダ(例:clawd)を決めるのがコツです。

2)ブートストラップファイルを“放置”している

口調や禁止事項をちゃんと決めたいなら、SOUL.md に書くのが一番効きます。 「やってほしくないこと」を先に書くと、運用が安定します。

まとめ

  • Agent Runtimeは、OpenClawの中でAIを動かす“実行エンジン”
  • workspace は「AIの作業机」。ここを最初に正しく決めるのが重要
  • AGENTS.md / SOUL.md などのファイルは、AIの振る舞いを決める“前提”として注入される

参考

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