
【最新版】OpenClawのMemory(メモリ)とは?初心者向けにやさしく解説
2026年3月18日
この記事の要点(TL;DR)
- Memoryは“ファイル”: OpenClawのMemoryはワークスペース内のMarkdownが正。AIが覚えるのではなく、書いたものだけが残ります。
- 2階建てで運用: 日々のログは
memory/YYYY-MM-DD.md、長期的に残すのはMEMORY.md(任意)。 - 探し方は2つ:
memory_search(思い出す)とmemory_get(該当箇所を読む)。「覚えさせたいなら“書け”と頼む」がコツ。
次に聞くべき質問3つ
- 何を「長期記憶」にしたい?(方針/好み/重要な決定/顧客情報など)
- Memoryを“グループチャット”で使ってもいい?(基本はDM/メインだけが安全)
- 忘れたくない情報は、どのタイミングで書かせる?(会議後/週次レビュー時/自動フラッシュ前など)
Memory(メモリ)って何?
OpenClawのMemoryは、一言でいうと「AI用のメモ帳(Markdownファイル)」です。 いわゆる“AIの脳内記憶”ではなく、ディスクに書かれた文章が唯一の正解になります。
ここはこういう意味:
ChatGPTっぽく話していても、OpenClawは「何を覚えるか」をファイルに書くかどうかで決めます。 なので「覚えておいて」は、実務では“その内容をメモリに書いて”に言い換えるのが確実です。
イメージ:秘書が“議事録(ファイル)”に残したことだけ、次回の会議で参照できる感じです。
Memoryファイルは2種類(初心者はここだけ)
OpenClawのデフォルトは「日次ログ」と「長期メモ」の2階建てです。
- 日次ログ:
memory/YYYY-MM-DD.md
その日の出来事・作業メモ・やり取りを追記していく用途。 - 長期メモ:
MEMORY.md(任意)
何度も参照する方針や好み、重要な決定などを“整理して”残す用途。
ここはこういう意味:
毎日のログを全部「重要」として残すと、結局探せなくなります。 なので日次ログ→(後で)重要だけをMEMORY.mdへ昇格が運用として強いです。
memory_search と memory_get(思い出す→読む)
OpenClawには、Memoryを扱うためのツールが2つ用意されています。
memory_search:意味が近いメモを探す(検索)memory_get:見つけたメモの該当箇所を読む(抜粋)
ここはこういう意味:
いきなり全部を読むのではなく、まず検索で「それっぽい場所」を見つけてから、必要な行だけ読む、という流れです。
「覚えさせる」タイミング(実務のコツ)
ドキュメントでも明確ですが、覚えさせたいなら“書かせる”が正解です。
- 決定事項(例:運用ルール、禁止事項、担当者、期限)はその場でMEMORY.mdに
- 会議ログや一時的な文脈は日次ログに
- 「覚えておいて」と言われたら、必ずどちらかに書く
イメージ:付箋に書いて貼る(=ファイルに追記)と、次回も同じ場所で見つかる、ということです。
自動メモ促し(compaction前の“メモ書いといて”)
OpenClawは、会話が長くなって自動コンパクション(要約・整理)が近づくと、内部的に「今のうちに長期記憶を書いて」という“静かなターン”を挟めます。
ここはこういう意味:
会話が整理(圧縮)される前に、残しておくべき事実だけMemoryに書き出しておくと、あとから参照しやすい。 逆にここで何も書かないと、重要情報が会話の中に埋もれたままになりがちです。
設定は agents.defaults.compaction.memoryFlush で制御されます(概念として知っておけばOK)。
Vector検索(Memoryを“意味で探す”)
Memoryが増えると、タイトルやキーワードが一致しないと見つからない問題が出ます。 OpenClawは、Memoryファイルに対してベクトル検索(意味検索)を構築して、言い回しが違っても近い内容を見つけられるようにできます。
ここはこういう意味:
たとえば「営業メール」と書いたメモが、「アウトリーチ」と検索しても引っかかる、みたいな世界です。
まとめ
- OpenClawのMemoryは“AIの記憶”ではなく、Markdownファイル(書いたものが正)
- 日次ログ(memory/YYYY-MM-DD.md)と長期メモ(MEMORY.md)を分けると運用が安定
- 探すのは memory_search、読むのは memory_get。覚えさせたいなら「書いて」と頼む
参考
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